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太陽光発電 参入企業が相次ぐ
7月1日 6時59分

再生可能エネルギーによる電力の買い取りを電力会社に義務づける制度が1日から始まるのに合わせて、企業の間では太陽光の発電事業に乗り出す動きが相次いでいます。

このうち、電子部品メーカーの「京セラ」は機械メーカーの「IHI」などと新会社を作り、鹿児島市に250億円をかけて国内最大規模の太陽光発電所を建設します。来年の秋ごろの完成を目指し、1年間に発電する電力量は7万9000メガワットアワーと一般的な家庭の2万2000世帯分に相当し、発電した電力は九州電力に販売する計画です。
また、不動産大手の「森トラスト」は震災以降、営業を休止している福島県のゴルフ場の敷地に、40億円をかけて太陽光発電所を建設し、東北電力に電力を販売することにしています。
このほか、電機大手の「シャープ」は大阪や長野県など国内の5か所以上に太陽光発電所を建設するほか、「大阪ガス」も国内3か所に太陽光発電所を建設する計画です。さらに、大手コンビニチェーンの「ローソン」も全国およそ2000店舗に太陽光発電システムを導入して、電力を販売する事業に参入します。
新たな制度をきっかけに企業の中では太陽光や風力など再生可能エネルギーによる発電事業を新たな収益源として、新規参入の動きが活発になりそうです。

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