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長野・松本 地震の教訓生かすために
7月1日 4時11分

長野県松本市で発生した震度5強の地震から先月30日で1年となり、松本市では、地震の教訓を生かそうと大地震を想定した防災訓練が行われました。

松本市では去年6月30日、震度5強を観測する地震が発生し、1人が死亡、17人がけがをしたほか、6300棟余りの建物に被害が出ました。
30日は、地震から1年になるのに合わせて、松本市で大規模な防災訓練が行われました。
訓練では、情報収集の手順の確認が行われ、職員が市内からメールで送られてくる道路やガス、電気などの被害状況をまとめる手順を確認していました。
市によりますと、去年の地震では被害状況の把握が遅れたほか、地区の自治会に被害の状況を速やかに伝えられないなど対応に課題が残ったということです。
今回の訓練では、集めた情報を防災行政無線を使って各地区の自治会に連絡する訓練も行われましたが、31の自治会のうち16の自治会から応答がなく、情報が伝わったかどうかの確認ができませんでした。
松本市では、自治会側で無線の使い方が分からない可能性もあるとして、今後、自治会への無線の使い方の講習を行うことで災害時の速やかな連絡につなげていきたいとしています。

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