真夕　２週連続Ｖへ好発進

　▽２９日、富山県・八尾ＣＣ（６５０２ヤード、パー７２）▽晴れ、気温２８・３度、風速３・４メートル▽賞金総額６０００万円、優勝１０８０万円▽１０８選手（うちアマ２人）▽観衆１４７２人

　前週優勝の服部真夕（２４）＝ＬＩＸＩＬ＝が、好調を維持して５バーディー、１ボギーの６８をマーク。自身初の２週連続Ｖへ、首位と２打差の４アンダー２位発進を切った。首位は現在賞金ランクトップを走る全美貞（韓国）。相手にとって不足なし。外国人連勝ストッパーが、大好きなドラゴンズとともに“常勝気流”に乗る。

　先週末、最終ホールのイーグルで外国人選手の連勝を７で止めた服部。その勢いは健在だ。

　「パー５は楽にバーディーが取れました」と服部。１番・５３７ヤードは残り２４３ヤードを３番ウッドで２オン。バーディー発進を決めると、９番・５１９ヤードで第２打をグリーン右カラーに。１４番は第３打をピンそば２メートルに寄せ、１８番・５２４ヤードは「まさか乗っていくとは」という２６０ヤードの第２打をこれまた９メートルのイーグルチャンスに。２パットに収め、４つのパー５をすべてバーディーに仕留めた。

　同組で回った森田理香子（２２）＝リコー＝は「普段ならドライバー飛距離で必ず１０〜２０ヤードは置いていかれる」相手だが、この日は逆転現象もしばしば。好調ぶりをアピールだ。

　前夜は「仲間１０人ぐらいにトンカツをごちそうして」験も担いだ服部。次なる目標は年間複数回Ｖの達成。そして、さらなる夢は「中日ドラゴンズ戦で始球式をすること」と言う。野望実現を目指し「明日から優勝も頭に入れて、３日間しっかりスコアを伸ばせるように頑張ります！」。通算５勝目を視界にとらえている。　

　　（月橋文美）