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大飯原発3号機 原子炉を起動へ
7月1日 4時11分

大飯原発3号機 原子炉を起動へ
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運転再開に向けた準備が進められている大飯原子力発電所3号機について、関西電力は1日午後9時から原子炉を起動する予定です。国内で長期間止まった原子炉が動くのは、去年3月の東京電力福島第一原発の事故のあと、初めてです。

関西電力は、大飯原発3号機について先月16日、政府が運転再開を決めたことから、冷却水の配管の洗浄や配管からの水漏れの検査などを進め、準備作業を予定どおり終える見通しとなりました。
このため関西電力は、1日午後9時から牧野経済産業副大臣や地元・おおい町の時岡忍町長の立ち会いの下、制御棒を引き抜き始め、原子炉を起動させる予定です。
大飯原発3号機の原子炉の起動は、およそ1年3か月ぶりで、国内で長期間止まった原子炉が動くのは、去年3月の福島第一原発の事故のあと、初めてです。
3号機は、問題がなければ、2日午前6時ごろに核分裂が連続して起こる「臨界」に達し、今月4日に発電を開始し、8日にフル稼働になるということです。
また、4号機では、早ければ今月17日に原子炉を起動させ、24日にフル稼働になるということです。
大飯原発では、国や福井県などが参加した特別な監視体制が先月16日以降、敷かれていますが、送電線の状況を監視する無線の信号が途切れたり計器などの漏電を監視するシステムの電源を運転員が誤って切ったりする比較的小さなトラブルが、合わせて9件起きています。

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