ショタスクラッチ17内企画「ふぁーすと2見本誌読書コーナー」について
こんにちは。ふぁーすと準備会 代表のかみゅです。
明日、7月1日に開催される少年系総合同人誌即売会ショタスクラッチ17にて
2011年10月9日に開催したふぁーすと2で回収しました見本誌を展示し、
自由に閲覧できる見本誌読書コーナーを持ち込み企画として実施します。
説明が不十分であったこともあり、下記に再度経緯と、実際にあった
ご意見への考え方をまとめました。
内容が前回のブログの繰り返しになる箇所もありますので、以前の記事
(http://staffblog.fur-st.com/?eid=14)も併せてお読みください。
◆見本誌取り扱いの背景について
見本誌読書会は様々なイベントで、それぞれの形式で実施されています。
1,回収したイベント内当日にコーナーを設置し展示する。
2,後日別会場を手配し、読書会を単独で実施する。
3,後日、他のイベントのスペースを借りてコーナーを設置し展示する。
主にこの3つになります。3番は先日6/24に開催された「COMIC CITY東京129」
さんにて、「そうさく畑」さんが行なっていました。
「COMITIA」さんは毎回、上記三点の方法で展示を行なっているようです。
(別団体、別イベント主催による地方読書会など)
上記以外にも、コミックマーケットの場合は見本誌が記念図書館に収蔵され、
閲覧可能になっています。(現在では閲覧の際にその同人誌のある程度の情報を
提示出来なければ閲覧することができない形式になっているようです。)
見本誌の扱われ方として、現在このような状況があることをご理解ください。
◆なぜふぁーすと単独ではなくショタスクラッチ内で実施するのか。
見本誌読書会を単独で実施することは、困難ながらも不可能ではありませんでした。
しかし、今回最も大きな動機として、秋に合同開催を控えているということがあります。
事前に「ケモノとは、ふぁーすととは、こういうイベントだ」というアピール、交流を
行うことで、少しでもケモノへの関心、興味を抱いていただけたら、合同開催前に
カタログ等でチェックしていただけるかもしれません。当日ふぁーすとのサークルへ
足を運んでくれるかもしれません。
逆に、ショタスクラッチ17でふぁーすと2の見本誌を見に来たふぁーすとの参加者が
隣にあるショタスクラッチ17の見本誌を見て、少しでも興味が湧く方もいらっしゃる
かと思います。
そういった思いがあり、合同開催当日にお互いが「何か得体のしれないイベントが
隣にいる」という風にならないよう、企画しました。
◆関係のない人、理解のない人に見てもらうのは抵抗がある。
当然のことながら、ショタスクラッチは少年系総合同人誌即売会ですので、
ケモノへの理解がない方もいらっしゃるかもしれません。しかし、見本誌コーナーへ
立ち寄り、作品を手に取り、中を見るというところで、少なくともそこには
何かしらの関心をもった上で見ていただけるのではないでしょうか。
全く興味のない本を閲覧し、罵倒し、晒しあげる(*実際にいただいたご意見です)
ことをするほど、同人誌という個人の自由な発表の場へ理解のない方が現れることは、
ふぁーすと単独で開催すればその危険性はなく、他所のイベントで行えばその危険性
が著しく高まるのでしょうか。少なくとも同じ同人誌というものが好きで参加している
方々なはずであり、その危険性と、新しく興味を抱きケモノへの理解が高まる可能性
とを天秤にかけた時に、後者の可能性を摘み取ってしまうことはケモノジャンル
の将来、未来を失うことにならないでしょうか。
またショタスクラッチは2006年の第1回から活動内容の欄に“みみ・ケモ”と
区別され、ケモノへの理解があったイベントだと思います。
実際に、ショタスクラッチ10,13とイベント内ケモショタオンリーとして
“ふらっふぃ”が2度開催されています。またケモノオンリーイベントとしても、
みみや亜人、ポケモンなど様々居るように、ショタオンリーであっても、
おねショタなど女性も登場するジャンルもあるようです。
このようなイベント内で開催することが、関係ない人、理解のない人らへの展示
となってしまうのでしょうか。
◆ショタ嗜好のイベントであればケモショタ関係の本のみを展示すればよいのでは
そもそもジャンル分けは厳密なものではなく、主催側で選別することは不平等かつ
困難です。
今回の趣旨は合同開催する“ふぁーすと”というイベントを知ってもらうための
企画で、一部をピックアップして展示してしまうと、
“ケモノオンリー同人誌即売会ふぁーすと”としての展示になりません。
ケモノのすべてのジャンルを見てもらって初めて意味があると考えます。
◆スタッフが読みたいだけの企画なのでは。
前回の告知の記事の内容が誤認を与えるような内容であったことについては反省
しています。見本誌展示を行う動機としては、多くの参加者にケモノという
ジャンルを知っていただきたいことに尽きます。それはサークル参加者であり、
一般参加者であり、スタッフ参加者でもあります。どの参加者も「お客様」や
「仕事」ではないことはご理解いただけるかと思います。
スタッフが極端に優遇されることはイベントとしてもふさわしい形だとは
思いません。しかし、何かと本を買う機会が少なくなってしまったり、掘り出し
物を探す時間もほとんど取れないのが実態です。
ですので、せめてこういう機会で見本誌を読める休憩時間をスタッフにも用意
してあげたいと思っており、それは準備会としてのスタッフへの微力ながらの
恩返しだと考えています。
◆別イベントで展示するとは思っていなかった。変更して欲しい。
サークル参加案内には
『「展示不可」はイベント後日に見本誌展示を行う場合に展示して
ほしくない本はチェックしてください。』
と明記しています。この記述を元に、見本誌展示を後日に企画しました。
準備会としてはこの記述通り、要件を満たした上での実施であると認識しています。
しかしながら、サークル参加という立場の方たちは私達運営に携わるもののように他の
イベントでの状況などの情報を持たない方が多いであろうこともあり、事前に十分な
説明がされなかったと感じることを、今回様々なご指摘をいただけたことで理解する
ことができました。
今後準備会として、サークル参加者との意思の疎通をこれまで以上に十分におこなって
いけるよう、心から運営に励んでいく所存です。
様々なご意見・お問い合わせをいただき、準備会として企画内容の変更が可能かを
検討しました。何らかの変更を行う場合には、すべての参加者に対して公平でなければ
なりません。それを行うためにはふぁーすと2サークル参加者全員に対し再度確認を行う
必要があります。問合わせのメールに対応し、主旨を理解してもらい、展示許可を確認し、
見本誌の仕分けをする必要があります。
また、ショタスクラッチのWEBサイトやカタログへも企画として告知をお願いしており、
企画を直前になり中止をすることは先方の参加者に対しても告知をしなければならず、
大変なご負担をお掛けすることになります。
準備会として様々な角度から検討を重ねましたが、準備会としての対応、また、
ショタスクラッチに無理をお願いしたとしても、何らかの変更を行うためには、
1週間に満たない期間では十分な対応を取ることは、どうしても
不可能だと判断せざるを得ませんでした。
準備会としても苦渋の決断ですが、今回改めてイベントとして一度決定し、告知した
内容を変更することが困難であると痛感しました。
力不足を歯がゆく感じておりますが、イベント運営に対し、何卒ご理解とご容赦をお願い致します。
◆今回の対応につきまして
以上を踏まえて、今回に限り、現状までの規定通り、ふぁーすと2の提出時に展示可とされた
見本誌は展示させていただきます。
これまで回収したすべての見本誌の今後の扱いについては
ふぁーすと以外の外部イベントでの展示は一切行いません。
秋の開催にて見本誌を取り扱う場合は、事前の告知・説明に関して、
慎重に協議の上、行わせていただきたいと思います。
また、今後提出される見本誌の展示については、サークル事前案内等で十分な説明をしていきます。
今回、大変お騒がせしまして改めてお詫び申し上げます。
準備会としましてもケモノオンリーイベントとしてふさわしい形を模索して
行きたいと思います。みなさんのご理解とご協力をいただけると幸いです。
この度様々なご意見をいただきましたが、中には事実確認せず誤解に基づいた
ご意見も多く、準備会としても困惑した部分が多くありました。
また、残念ながら非難を前提としたメールもあり驚いたことは事実として
認識いただければと思います。
いただいたメールには一つ一つ対応させていただきたいところですが、
当記事でのご説明に代えさせていただきたく思います。
イベントが差し迫っている中での精一杯の対応であることをご理解ください。
お互いの理解を深めるような関わり方をしていただければ嬉しく思います。
最後に、なるべくイベント前に告知をしようと取り急ぎ記事を用意したため、
非常に乱文となり、また抜けもあるかもしれませんがご容赦ください。
ふぁーすと準備会代表 かみゅ
- 2012.06.30 Saturday
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- 22:57
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- by ふぁーすとスタッフ