- [PR]
政治
オスプレイ、平均より低い事故率
オスプレイは事故が多発している印象が強い。だが実は、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に配備される海兵隊仕様のMV22は、海兵隊が所有するヘリを含む航空機の平均事故率より低い。
オスプレイは開発段階で4回の事故を起こしているが、(1)整備ミス(2)エンジン出火(3)操縦ミス(4)システム不具合-と原因は異なる。うち平成12(2000)年に19人の死者を出した事故は、米軍の要員が初めて搭乗した「お披露目飛行」だっただけに衝撃が広がった。
普天間飛行場への配備通告目前にはモロッコと米フロリダ州でも事故を起こした。ただ、モロッコで墜落したのはMV22だが、フロリダ州の事故は空軍仕様のCV22。両機の機体は9割方は同じだが、運用はMV22が人員・物資輸送、CV22は特殊作戦という大きな違いがある。フロリダ州での事故後にまとめた10万飛行時間あたりの事故件数を示す「事故率」はCV22で13・47。一方、MV22は1・93にとどまり、海兵隊所属のヘリを含む航空機の平均事故率2・45より低い。
関連ニュース
- [PR]
- [PR]