熊本市:政令市に移行…市長「九州全体の発展に寄与」

毎日新聞 2012年04月01日 19時53分(最終更新 04月01日 20時38分)

くす玉を割って政令指定都市移行を祝う幸山市長ら=熊本市中央区で2012年4月1日午前0時、和田大典撮影
くす玉を割って政令指定都市移行を祝う幸山市長ら=熊本市中央区で2012年4月1日午前0時、和田大典撮影

 熊本市は1日、政令指定都市に移行した。全国では10年の相模原市に次いで20番目、九州では1963年の北九州、72年の福岡両市に続いて40年ぶり、3番目。熊本市中央区の市民会館ホールであった記念式典で幸山政史市長は「九州の中心という地理的優位性も生かして九州全体の発展に寄与したい」と抱負を述べた。

 熊本市は、政府が「平成の大合併」を推進するため政令市の人口要件を従来の「100万人以上」から「70万人規模」に緩和した特例措置の期限だった10年3月に植木、城南両町を編入合併。約73万4000人となり、11年10月、政令市移行が閣議決定された。市は5行政区に分かれ、2日から業務を始める。

 政令市を巡っては、全国の政令市長でつくる指定都市市長会が二重行政の解消などを目的に、政令市に都道府県並みの権限と財源を持たせる「特別自治市」構想を国に提案している。幸山市長は「熊本市を含む九州の3都市に合うか議論が必要だ」と構想に慎重な考えを示している。【澤本麻里子、取違剛】

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