■開催日:2012年6月1日(金)~25日(月)
■時 間:10:00~18 : 00(最終日は17: 00)
■休館日:木曜日
■入場料:無料
会期中13時以降作家在来
伝統技法から生まれる多彩な感性
人物の具象作品を発表している彫刻家・渡辺憲二氏の作品は、ブロンズ、大理石、木彫、テラコッタ、フレスコ用顔料などの多彩な素材を駆使し、イタリアと日本の伝統技法によって、宗教画のような雰囲気を帯びた精神性を醸し出しているのが特徴です。
美大を卒業後、伊東市の彫刻家重岡建治氏へ師事した後、二十代後半にイタリアのトスカーナ地方に渡り、銅版画、ブロンズ古色仕上げ、テンペラ、フレスコ画など、現地の職人たちより伝統技法を学びながら創作活動を始めます。太陽の明るいイタリアから、やがて暗い雪の降るオーストリアのウィーンに転居し、そこからも独学で建築装飾、絵画を研究し、彫刻以外の芸術分野からも幅広く造形性を吸収します。観察(デッサン)を通しながら、ひとつの技法にとらわれない新たな作風と磨かれた感性。その姿勢はヨーロッパの作家たちから強く影響を受けたといえるかもしれません。近作では平面的な奥行きをもつブロンズ製デッサンレリーフがイタリアでも高く評価されています。
現在は伊豆の国市に新工房を構え、「彫刻という完成されたジャンルのなかで、新たな、千番目の試みに挑戦することが創作の基本」と作家は語ります。伝統の中から常に新たな技法を探求しつつ、俗性と聖性、意味と造形、色とかたち、光と影、そうした異なる次元に重なる対極の世界を、観察(デッサン)と、物語(ファンタジー)から生まれた美しい人物像のまなざしを通して創り続けています。
三島信用金庫のカレンダーは、過去十年間、近郊の美しい自然を対象とした写真で構成しておりました。その10年分の写真を一堂に展示します。季節感を楽しむ企画展です。展示した写真はプレゼントいたしますので、ご希望の方には最終日以降お渡しします。
昨年開催された静岡県・伊豆の国市等主催、三島信用金庫協賛の「江川坦庵絵画コンクール」。伊豆箱根鉄道の車内に掲載した作品を、今度はギャラリー善に展示します。また、7月10日から31日まで、長泉支店のストリートギャラリーでも作品を展示いたします。
協力:静岡県、佐野美術館、ギャラリーアートワークス