[写真]福田衣里子造反者と初鹿明博造反者。
けさは散歩のついてでに、私が卒業した幼稚園を訪れました。張り紙で、「延長保育をやっています。午後5時まで。当日申込みはできません。1回500円」ということで、時代の移り変わりを感じました。午前8時の登園から、午後5時の延長保育終了時まで、働いているお母さんがいらっしゃるということでしょうが、ぜひ、少しでも多くの子どもたちにフレーベルがつくったキンダーガーテン(Kindergarten)による小学校入学前教育を施したいものだと思いを新たにしました。今は豊かな時代で、フレーベルの恩物、すなわち「積み木」が幼稚園でなく、家庭内に当たり前にある時代ですが、やはり子ども同士のpeer(ピア)の中で、幼稚園でビューするのはとても重要な人生経験です。
そういう意味では、3党合意に基づく認定こども園法改正案(衆法)、子ども・子育て新システム法案(閣法)の衆院修正案、そしてそれらすべての裏打ちとなる消費税増税法案(閣法)の衆院修正案に反対した議員はすべからく死を持って償うべきだと思います。そうでなくても、消費税増税法案の附則第18条に基づく、名目3%成長、実質2%成長への所要の措置を講じるための秋の大型補正予算への要望は、消費税増税法案に反対した議員は、いっさいの政調会議から閉め出すべきだし、今国会中に必要となる年金交付国債2・6兆円の取り外しに伴う、第1次補正予算の財源捻出のための減額補正は、造反者の選挙区や関係団体でやるべきだと考えます。例えば前年度農業者戸別所得補償は1120億円の執行残、不用額が出たとのことで、財政法第6条に基づき半額は赤字国債の返還に回るのが筋です。今年度予算に関しても1次補正で2000億円程度減額し、これを「篠原減額」と名付け、3党での政策効果の検証を受けて、自民党の山田俊男シャドウ農相の名前をとって、秋の大型補正予算で「山田増額」として1000億円程度増額補正で復活するというようなクリーンでオープンな締め付けも必要でしょう。
[画像]日経新聞28日付朝刊3面から。
上は、日経新聞の28日付朝刊3面に載った労作です。
これは、3つの記名投票表決すべてに青票(反対票)を投じた民主党造反者は44人ですが、ここだけ省略があります。いずれにしろ、この72人は総理・代表が政治生命をかけるとまで言い、年間13兆円を動かし続ける恒久法案に反対した以上、私は一生許しません。死を持って償うべきだと考えます。
ここで、面白いのが、3党合意に基づいて提出された衆法「社会保障制度改革推進法案」に賛成し、衆法「認定こども園法改正案」に反対し、閣法の衆院修正「消費税増税法案」に反対するという投票行動をしているのが2人だけだということです。これは、初鹿明博造反者(東京16区)と福田衣里子造反者(長崎2区)の2人です。この2人は小沢グループに属していませんが、結果として小沢一郎氏による国会混乱に、国難であることを認識しながら荷担したわけで、その罪は万死に値します。
で、この2人が連携しているということは、事前に民主党内では有名な話であり、やはり、という受け止め方をされています。
福田衣里子さんの2011年10月7日付のブログによると、「こんばんは。このたび、明後日9日から3週間アメリカへ行ってきます。米国務省が、世界各国の大使館・領事館がホスト国の未来のリーダーと認めた方々を米国に招待し、米国内を視察してもらう、「インターナショナル・ビジター・リーダーシップ・プログラム(IVP)」を行っており、私もアメリカ大使館から推薦を受けて参加することとなりました。同期であり2年間同じ厚生労働委員会で活動してきた初鹿明博議員とともに、二人で参加します」としています。
まず、このIVPは素晴らしいプログラムであり、すべからく日本国国会議員が全員参加すべきものだと考えております。それはさておき、3週間の海外出張に性別の違う議員が2人で参加するのって変ですよね。私には恥知らずに感じます。さらに、10月20日に第179臨時国会が召集され、院の構成、野田佳彦総理大臣の所信表明演説や、安住淳財務大臣の第3次復興補正に関する財政演説とそれに対する各党代表質問をすべて欠席していることになります。たしかに国務大臣の演説や代表質問の間には、大きな採決はなく、欠席が問題とは言えません。ただ、平成23年度税制改正法の国税、地方税の内閣からの修正要求が10月28日の本会議の冒頭であり、発声とはいえ、採決されています。これにより、法人税引き下げが昨年中に成立しました。初鹿議員が3党修正で問題視している「相続税の課税ベースの拡大」についてですが、この発声投票で、再び平成23年度税制改正法案から外され、結果として成立せず、財務省はまったく同じ内容を消費税法第5条に入れてきました。それを3党修正で再び外したわけで、初鹿議員がこの10月28日の本会議に参加していないことは、政策判断に大きな影響を与えた可能性があります。
[写真]福田衣里子議員のブログから。
こういうことをしている人間がいると、民信なくんば立たずで、増税というのは国民は納得できません。とはいえ、こういう恥知らずな人間が消費税増税法案に造反しているという側面もあるわけで、政局というのは、人間を燻りだし、議員仕分けの材料を与えるからよくできたモノだと感じます。
とにもかくにも、理由はどうであれ、小沢一郎さんの影響力を増大することに資した造反者はすべからく民主の敵だと私は考えています。新進党を解党した小沢一郎さんを歴史法廷の断頭台に送る。そのためには、巻き添え死する人間が出てもやむを得ません。それが歴史の清算です。このように歴史が大きく動いている局面では、静かにしておいた方がよい。
来週はいよいよ小沢切りの重大局面を迎えます。私は小沢一郎氏による新進党解党を絶対に許しません。新進党の恨みを民主党で果たす。江戸の敵を長崎で討つ。小沢一郎の息の根を止めるために、例え友人関係を損なってでも、重大な決意で望みます。そのためには長年お世話になった4期生の松野頼久造反者、5期生の川内博史造反者、3期生の篠原孝造反者、1期生の宮崎岳志造反者も斬る。今日の友より、明日の子どもたちのために。私は本気です。絶対にぶれません。
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