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3町 がれき受け入れ検討中止6月28日 22時9分
東日本大震災で発生したがれきの受け入れを検討していた群馬県大泉町など3つの町は、細野環境大臣が26日に岩手県内のがれきの広域処理に一定のめどがついたという認識を示したことを受けて、受け入れに反対の住民を説得する力がなくなったとして、受け入れの検討を中止することに決めました。
これは28日に、ごみ処理組合を作る大泉町と邑楽町、それに千代田町の町長が合同で記者会見して明らかにしました。
それによりますと、細野環境大臣が26日の会見で、岩手県の可燃性のがれきについて広域処理に一定のめどがついたという認識を示したことから、受け入れに反対している住民に対し説得する力がなくなったとしています。
このため、これまで続けてきたがれきの受け入れについての検討を中止するとしています。
会見の中で、組合の管理者を務める大泉町の斉藤直身町長は、「発言で説得のハードルがさらに高くなった。めどがついたのであれば、あえて無理をしてまで受け入れる正当性が失われてしまった」と話しています。
環境省によりますと、がれきの広域処理に必要な群馬県の受け入れ量はまだ正式に決まっていないということですが、組合では、例え今後、不足が出た場合でも受け入れを再び検討することはないとしています。
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▽ 可燃性のがれき 広域処理にめど (6月28日 15時52分)
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