クーを召喚してから半年が過ぎた。最初の3ヶ月でクーからいろんな事を学んだ。例えば覇王色の覇気。もっとも、覇王色は威圧するだけだったけど俺のは殺気もかなり混ぜれるようになったから原作よりも強力な覇気になってしまったけど・・・
あと、俺にはあまり合わなかったけど槍術。 他にも色々と学ぶことが出来た。
残りの3ヶ月はクーとの修行を参考にして武術を修行した。詳しく学びたいときは英雄を召喚して最高の使い手に教えてもらったり試合をしたりした。
影分身達の方は各自に任せっきりになってるけど経験と一緒にどんな修行をしているも還元されるから把握はしてある。
成長スピードは鬼道組が異常に良かった。
2.3日で九十番台まで使えるようになったり、1ヶ月もかからないうちに詠唱破棄をしても詠唱してるときと同じ威力で使えるようになっていたときには流石に驚いた。どんだけ負けず嫌いなんだよ・・・
忍術組は5つの性質変化を修行していたようだ。その結果、血継限界まで使えるようになっていた。今は血継淘汰を使えるように修行しているようだがあまり捗っていないみたいだ。
覇気組は覇王色以外の覇気を覚えて今はひたすら戦っている。おかげでワンピースのレイリーと同じくらいの練度にまでなった。
「もうそろそろ原作が始まる時期か。そろそろ私立聖祥大学付属小学校に転校した方がよさそうだな。」
「アルク、リンカーンコアに負荷がかかるようにしといてくれない?魔力量の底上げをしときたいし。」
ア「それならもうしてありますよ?」
「それ初耳なんだけど?」
ア「それは言った記憶ないもん。」
「そこは本人に確認くらいとろうぜ。」
ア「ローザに確認をとったので大丈夫よ。」
ロ「サッ!」
ローザの方を見るとサッと目線を逸らされた。
「何故にローザ?」
ア「ローザは京谷の保護者だもん。」
その通りだから言い返せないorz
「過ぎたことを言っても意味無いか。今度からは俺には許可をとってからにしてね。」
ア「はーい」
ロ「忘れるところでした。京谷、お使いに行ってくれませんか?」
「いいけど何を買ってくればいいの?」
ロ「醤油と味醂です。」
「りょ~か~い」
そう答えて俺はアルクをつれて近くのスーパーへと向かった。
「(なあアルク、スーパーまでの近道ってない?)」
もちろん、念話での会話です。変な子の称号は要らないので。
ア「(そうね……、もう少し先に公園があるからそこを抜けたら速いと思うわよ?)」
それじゃあいってみるか。
「(んじゃ案内よろしく。)」
ア「(任せといて♪)」
そうして俺たちは公園に向かったわけだが。
ブロロロッ、キキッ、ガチャっ、きゃあっ!!、バタンッ、 ブロロロッ…
い、今見たことのありのままを話すぜ?
前方大体10メートルくらいを 2人の女の子が歩いていたんだが、そこに黒い車が接近。 そしてその女の子たちのわきに停車した瞬間扉が開いて 女の子たちを連れ込んでそのまま発車していった。
結論、誘拐だ!
という訳で瞬歩を使って追跡開始。 ちなみに俺の瞬歩は練習中なのでそこまで速くないけど自動車なら簡単に追いつけます。
うん、やっぱり瞬歩って便利だな、帰ったら真剣に練習しよ。
そんなわけで車を追ってたどり着いたのは廃倉庫。 とりあえず扉のそばで犯人たちの会話を聞く
「へへへっ、案外ちょろいもんだな」
「ああ。バニングス家と月村家の息女だからな、 もっと護衛とかいるかと思ったぜ」
「ぎゃはははっ、ほんとに運ないなぁお嬢ちゃん」
…………えっと、バニングス家と月村家の息女ってことは アリサとすずかだな?
できれば、顔を見られたくないんだよな・・・どうしよう。
ア「(バリアジャケットを展開すればいいんじゃないの?)」
「(いや、それでも顔がばれるじゃん)」
そしたら意外と簡単な解決方法が。
ア「(だったら私が仮面を作ろうか?)」
……………え?そんなことできたの。 まあいいや、とりあえず顔を隠せれば何とかなるだろ。
そんじゃ、セットアップといこうか。
「我、力を欲する者なり 神々よ我に力を授けたまえ アルク セットアップ」
『セットアップ、スタンバイレディ』
そして俺はバリアジャケットと仮面が展開されたのを確認すると倉庫の扉をぶち抜いた。
すずか視点
こんにちは、月村すずかです。
さっきまで私とアリサちゃんでお稽古に行くため歩いていたんだけど突然連れ去られてしまいました。
連れ去った人たちはみんな黒い服を着た怖そうな人たちばかりで私たちは何もできなくて震えてました。
そんな時リーダーらしき人に電話が掛かってきました。
①「おっと電話だ・・・・・そうだ、そこに金を置いておけ。 察に知らせたらガキの命はねえからな」
これで助かるそう思った時リーダーらしき人の言葉で絶望しました。
①「お前らも聞こえてただろ?これでお前らの役目はお終いだ。あとは専門のやつに引き渡して俺らは仕事終了だ。お前らはこれからおっさん達の餌食になるんだろうな。まぁ、それも人生ってことで諦めな」
「ムームー」
必死に 逃げようと動いたけど縛られていて上手く動けませんでした。
①「んだよ。おっさんに犯されるのは嫌か?・・・・仕方ねぇな、 おい、お前こいつの処女を奪ってやれ。若い奴 に奪われた方がこいつも嬉しいだろうよ」
言葉の意 味は分からなかったけど、自分が酷い事をされるのは分かった。ニヤ ニヤして近づいてくる男を見れば一目瞭然だ。
「(・・・・誰か、助けて!)」
声には出せないが、そんな思いこめて必死に叫ぶ。しかし、男が一歩、一歩と近づいてく る。周りはそれをニヤついた目で見て、脱がせと叫んでいる 。
自分の所まで来てスカートを掴まれた。
もうダメだと思った瞬間、
②「な、なんだ?!!」
周り男の人たちが急に動揺しはじめました。 私たちも何が起こったのかわからなかったけど。 ドアから入ってきたのは私たちと同じくらいの身長の人。 なんかコートのような服を着て顔にはに狐のお面みたいなのをかぶってた。
京谷視点
俺が扉をぶち抜いたとき目の前で今にもスカートを脱がされそうになっているすずかが目に入った。
「危機一髪ってところか。」
①「おいおい、どうしてガキが一人でこんなとこにいるんだ。」
動揺してる奴等とは雰囲気の違う奴がそう言ってきた。多分、こいつがリーダーだろう。何となくそう感じながら質問に答えた。
「何って、ごみ掃除に決まってるだろ」
①「なんだと、ガキが調子に乗りやがって!」
「そんなガキにやられるあんたらは一体何なんだろうな。まっ、どうでもいいか。」
そう言うと俺は詠唱を始めた
「雷鳴の馬車 糸車の間隙 光もて此を六に別つ 縛道の六十一 ・六杖光牢」
③「な、なんだこれ」
②「動けれないぞ」
①「何しやがったんだてめぇ!」
「自分が何をやろうとしたのか反省してろ」
その言葉を紡ぎ終えると周りにいた男たちが騒ぎ出す。
「や、やめろ!やめてくれ!!」
すずか達は状況が呑み込めないようだった。周りの男達は、何かに怯えるよ うに取り乱す。
「魔幻・奈落見の術、成功。幻術は練習不足だったから不安だったけどなんとかなったな。」
倉庫はは阿吽絶叫。中には精神をおかしくして頭を床に叩きつけてるやつもいる。少しすれば放っとけば勝手に解けるし、それまで苦しんでもらうか。もっとも精神病院に行くのは確定だろうけど… ただの誘拐ならここまでする気はなかったけど無理やり犯そうとするのは許せなかったから幻術まで使ってしまった。
「………けがはないみたいだな。 結構派手にやったからもうすぐ警察の人が来るはずだ、じゃあな」
そう言って帰ろうとすると
す「あ、あの! 名前を教えてください。」
すずかの大きな声が聞こえてきた。
「キョウとでも呼んでくれ。」
言い終わると瞬歩でその場を去った。
修業風景を書いていたら何話あっても足りないので割愛させてもらいました。
次からようやく原作に入れそうです。
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