携帯電話大手のソフトバンクの顧客情報が漏れていた事件で、不正競争防止法違反(営業秘密侵害)の疑いで愛知県警に逮捕された岡山市内の携帯販売店元店長の横田太佑(だいすけ)容疑者(33)が、2007年ごろから広島市の探偵業平田一雄容疑者(36)から頼まれて、顧客情報を漏らしていた疑いがあることが捜査関係者への取材でわかった。
漏洩(ろうえい)は、横田容疑者が店をやめる10年11月末までの5カ月間で計約150件にのぼり、報酬は1件6千円だったという。県警は、「総合調査リサーチ24」の名前で探偵業をしていた平田容疑者が横田容疑者との関係を強みに、全国の同業者に顧客情報を売りさばいていたとみて調べる。
両容疑者は28日、10年夏に、愛知県警の捜査幹部ら計3人の住所や自宅の電話番号などの情報を漏らしたとして逮捕された。