原発:50基の廃炉費1.2兆円不足 年度内全廃の場合
毎日新聞 2012年06月28日 22時17分(最終更新 06月28日 22時26分)
電力会社は原発の耐用年数を40年、平均稼働率を76%と想定して廃炉費用を毎年積み立てている。だが、中越沖地震で運転停止している東電柏崎刈羽原発は稼働率が下がり、積み立ても停滞。1号機は運転から26年が過ぎたが312億円が未処理となっている。
金子勝・慶応大教授(経済学)は「廃炉費用の不足がトラブルの多い原発を動かそうとする動機になっている」と指摘する。【阿部周一】