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加熱でタンクに亀裂か アスファルト流出市原市五井海岸のコスモ石油千葉製油所で28日朝、貯蔵タンクから大量のアスファルトが漏えいし、海上に流出した。同社は貯蔵タンクの中身を抜き取るために加熱作業をしており、これにより内部圧力が高まってタンクに亀裂が入り、中からアスファルトが噴き出したとみられる。流出物は護岸から最大約5キロ・メートル先の洋上にまで広がった。千葉海上保安部などの回収作業は29日も続けられる。28日に記者会見を開いた同社幹部は「近隣住民にご迷惑をかけ申し訳ない」と謝罪した。(畑仁優鋭) 千葉海保によると、事故が起きたのは28日午前7時20分頃。市原市五井海岸2の同製油所から液状のアスファルトが漏れ、夜までに最大幅約200メートル、長さ約5キロ・メートルの範囲に広がった。 同社によると、事故の瞬間、製油所内に何かが割れるような音が響き、確認したところ、アスファルトの貯蔵タンク(容量1000キロ・リットル)に亀裂が入っていた。タンクは直径約11メートル、高さ約10メートルで、高さ約9メートルの位置に長さ約2メートルの亀裂が生じた。この亀裂からアスファルトが約15分間噴き出し、流出総量は437キロ・リットルに上った。 このタンクは、昨年3月の東日本大震災以後は使っていなかったもので、再稼働に向けて最近点検を始めており、16日からは、中のアスファルトを軟らかくして抜き取る目的でタンクの内部を加熱していた。事故直前、アスファルトは約160度まで熱されており、加熱によって内部圧力が高まりタンクが破損、中身が噴き出したとみられる。 事故を受けて、市原市消防局と千葉海上保安部は現場海域に拡散防止用のオイルフェンスを設置。アスファルトの回収作業も進めたが、28日では終了せず、29日朝に再開することになった。同社は24時間態勢で回収作業を続けている。 同製油所では、6年前に水素爆発事故が起きたほか、昨年3月には東日本大震災による火災・爆発事故が起きている。28日に同製油所で開かれた記者会見で、同社の松村秀登常務は「昨年に続き事故を起こし、近隣住民や多くの方々にご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ございません」と謝罪した。ただ、安全対策については「ハード面の安全点検の強化や、法令順守などを徹底するなど、適切な対応を取ってきた」と述べ、問題はなかったとの認識を示した。また、今回の事故の環境への影響について、同製油所の大滝勝久所長は「ほとんど影響はない」と説明した。 (2012年6月29日 読売新聞)
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