NHK宮城県のニュース 仙台放送局
土木施設の復旧着手58%
震災によって県内で被災した公共土木施設のうち、5月末までに全体の58%で復旧工事が始まったことが宮城県のまとめで分かりました。
宮城県は、東日本大震災で被災した道路や堤防などの公共土木施設2352か所について、5月末時点での復旧工事の進ちょく状況をまとめました。
それによりますと、被災した施設全体で工事に着手したのは、1367か所で着手率はおよそ58%となっています。
内陸部では、被災した94%で工事が始まったのに対し、津波による被害が大きかった沿岸部では45%にとどまっています。
施設別にみてみますと、道路や橋などは被災した1565か所のうち、886か所、着手率はおよそ57%となっているほか、港湾施設は、292か所のうちおよそ40%にあたる118か所で復旧工事が始まっています。
また、防潮堤などの海岸保全施設では74か所のうちおよそ52%の38か所で工事が始まっています。
宮城県によりますと復旧は平成27年度までに終わらせる計画ですが、被害が大きかった沿岸部では本格的な復旧は始まったばかりで、今後、土木職員や工事を担う業者の確保が課題となりそうです。
06月30日 09時59分
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