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【プロ野球】

ヤクルト3連勝 5点差逆転勝ち

2012年6月30日 紙面から

ヤクルト−阪神 8回表1死一、二塁、阪神・新井貴の中飛を飛び付き好捕するヤクルトのミレッジ=神宮球場で

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◇ヤクルト7−6阪神

 ヤクルトが5点差を逆転勝ちした。4回にバレンティンが3ランを放つと5回には中村がプロ初本塁打。2点差となった7回に宮出の本塁打などで同点として8回に失策で勝ち越した。6番手の山本哲がプロ初勝利。阪神は4連敗。

     ◇

 飛んだ。つかんだ。窮地を救った。ヤクルトが同点に追いついた直後の8回。1死一、二塁のピンチに、右中間へ抜けたかと思われた打球を、ミレッジがダイビングキャッチした。7回には同点右前打も放った。3回までに0−5だった試合を逆転勝ち。大きく貢献した男は、特に守りについて「ボールがバットを離れた瞬間から、いい読みができた。あの場面ではあのプレーじゃなければいけなかった。(取れるという)絶対の自信があった」と、してやったりの表情だ。

 反撃ののろしを上げたのはバレンティンだった。4回1死一、二塁で左翼席中段へ19号3ラン。「内容のある会心のホームラン。キモチイイネ!」と自画自賛。13日から約半月で4本目の3ラン。しかも、13日の楽天戦と17日の日本ハム戦は、どちらも2点を追う9回表に飛び出した逆転弾だったが、この日も重苦しい空気を吹き飛ばした価値ある一発。本塁打と打点(46打点)の2部門でリーグトップを独走している。

 今季新加入のミレッジは「バレンティンがいるとチームが明るくなって楽しい」と信頼感を寄せ、グラウンドでは2人いつも一緒。頼れる両外国人が、大逆転劇を演出した。今季セ・リーグでは初となった5点差逆転勝ちで、3連勝。小川監督は「バレンティンの本塁打に中継ぎの好投、ミレッジの守備と、(8回に足でかき回した)比屋根の走塁。全員の力でよくひっくり返した」と満面の笑みだ。 (竹村和佳子)

 

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