なにしろ、試合相手に与えられたPKを「ファウルではない」と語ったのだ。あの試合があのPKだけで左右されたわけではないが、いずれにしても、ガムディ主審(サウジアラビア)が「自作自演」のように試合を曲げてしまったのは間違いないことだった。
当然ながら、私はこの時点でオジェック監督の言葉を確認すべきだった。レコーダーは機内持ち込みの荷物の中に入っていた。だが、20分ほどの時間を惜しんだわけではないが、そのときの私は聞き直す必要性さえ感じていなかった。
香港経由で羽田についたのが13日の午後。空港で原稿を送り、ようやく締め切りに間に合わせることができた。
■ミリガンへの判定についてのコメントだった
オジェック監督の記者会見を聞き直したのは、後になってのことだった。オジェック監督には浦和の監督時代に何回もインタビューしたことがあり、どんな人物か、ある程度のイメージがあった。そのイメージと、(通訳の口から)聞いた言葉に何となく違和感があった。
聞き直して驚いた(ここからは言い訳ではなく、前回書けなかった事実なので、ぜひ読んでほしい)。
オジェック監督は、PKにつながった後半24分の日本代表DF内田篤人(シャルケ)のプレーの話をしていたわけではなかった。
彼が言及したのは、後半10分、内田へのファウルで2枚目のイエローカードを出され、退場となったオーストラリアMFマーク・ミリガンのプレーについてだったのだ。
■「内田に触れてさえいない」
「ミリガンに出された2枚目のイエローカードについてどう思うか」というオーストラリア人記者からの質問だった。質問者にはマイクが渡されないため、非常に聞きづらい状況だったが、オジェック監督は以下のように答えた。
「はい、私はこれについては確かな考えをもっています。あれは絶対にファウルではありませんでした。あとでテレビのリプレーも見て、確認しています。内田が頭からボールに飛び込んできましたが、ミリガンには背後からくる内田が見えなかったので、プレーを続け、シュートしようとしました」
「彼は内田に触れてさえいないので、絶対にファウルではありません。レフェリーがどんなポジションにいたのか分かりませんが、私の場所からは危険なプレーのようには見えませんでした」
日本中を「誤訳」が駆け巡ってしまった。多くの日本メディアがその言葉を引用して伝えたが、私もその一端を担いでしまったことを謝罪しなければならない。
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ヤンキース | 4 - 0 | ホワイトソックス |
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オリオールズ | 1 - 1 | インディアンス |
レイズ | 1 - 0 | タイガース |
ブルージェイズ | 0 - 0 | エンゼルス |
マリナーズ | (11:10) | レッドソックス |
ツインズ | (9:10) | ロイヤルズ |
レンジャーズ | (9:05) | アスレチックス |
マーリンズ | 1 - 0 | フィリーズ |
カブス | 4(終了)0 | アストロズ |
ブルワーズ | (9:10) | ダイヤモンドバックス |
ジャイアンツ | (11:15) | レッズ |
ドジャース | (11:10) | メッツ |
カージナルス | (9:15) | パイレーツ |
ロッキーズ | (9:10) | パドレス |
ブレーブス | (8:35) | ナショナルズ |
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