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官邸周辺騒然!過去最大4万5000人超「反原発デモ」
大飯原発3号機の原子炉起動を控え、反対を訴え首相官邸前の交差点を埋めた大勢の人たち
Photo By 共同 |
7月1日に関西電力大飯原発3号機(福井県おおい町)の原子炉起動を控え、原発再稼働に反対する市民が29日夕、東京・永田町の首相官邸周辺で抗議行動を繰り広げた。デモは3月末から毎週金曜日に行われており、この日は過去最多規模。「再稼働反対!」のシュプレヒコールが深夜も響きわたった。
「再稼働反対!」「原発反対!」。シュプレヒコールをあげるデモ参加者の波は、官邸前の車道を埋め尽くし、約1キロ離れた霞が関の官庁街まで達した。仕事帰りのサラリーマン、学生や都会風のギャル、乳飲み子を抱いた母親…。それぞれが「原発いらない」「再稼働?バカ?」「子どもを守れ」「被爆国として恥を知れ」などと書いた手作りのプラカードを手にしていた。
デモは今年3月末、脱原発グループを中心に、短文投稿サイトのツイッターやフェイスブックなどを通じた呼び掛けで市民らが集結して始まった。当初は300人程度だったが、再稼働が政治課題に上り始めた今月に入って参加者が急増。この日は前回(22日)の4万5000人を上回ったもよう。主催者側は20万人と発表、警備当局は数万人とみている。警視庁は、機動隊員らこれまでで最大の数百人を警備に当てて警戒。大きなトラブルはなかったが、官邸周辺は騒然とした雰囲気に包まれた。
東京都練馬区の主婦吉野妙子さん(31)は、9カ月の赤ちゃんを胸に抱いて初めて参加。「原発事故などが起きて子どもに何かあってはいけないと思い来た。安心して暮らせるようなエネルギー政策を国民みんなで考える社会になるべきだ」と話した。3回目の参加という千葉県館山市の大学生川名勇摩さん(19)は「原発によらない安全な電気を使うことが大切。こうしてまとまった国民の声を示すことが大事だ」と真剣な表情で話した。
官邸では午後5時からエネルギー戦略に関する閣僚会合が開かれていた。デモ隊のシュプレヒコールは野田佳彦首相にも届いた。官邸から徒歩で公邸に引き揚げる際、「大きな音だね」と驚いた様子で警護官(SP)に話し掛けていた。
[ 2012年6月30日 06:00 ]
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