福岡県警は28日、北九州市戸畑区浅生3丁目の倉庫で、ロケット砲らしきもの1基と拳銃5丁、銃弾数十発を見つけたと発表した。ロケット砲は戦場などで使われる武器。爆発の恐れもあるとして、県警は同日午後7時50分から約3時間にわたり、現場から半径25メートル以内の住民93世帯181人に避難を呼びかけた。現場はJR戸畑駅の南約500メートルの住宅街の一角。
現場から約200メートル離れた市立浅生市民センターには一時、住民約100人が避難した。
近所で居酒屋を経営する男性(64)は「なぜそんなものが住宅街で見つかるのか。なんともいいようがない。客が全然来なくて、商売にならない」と嘆いた。
近所のパート女性(34)は警察に誘導され、家族7人と犬2匹で避難。「びっくりしています。全く情報がないので怖いです」と驚いていた。