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倉庫から“ロケット砲”が 北九州
6月28日 20時12分

倉庫から“ロケット砲”が 北九州

28日午後、北九州市戸畑区の住宅街にある倉庫で、拳銃5丁や実弾50発のほか、軍事用のロケット砲とみられる武器が見つかりました。
警察は念のため周辺の住民に一時、避難を呼びかけるとともに、銃刀法違反などの疑いで倉庫を捜索しています。

28日午後2時ごろ、北九州市戸畑区浅生の倉庫で、拳銃5丁と実弾50発余り、それに、軍事用のロケット砲とその砲弾とみられる武器が隠されているのを別の事件の捜査に当たっていた警察官が見つけました。
警察によりますと、この倉庫には詐欺事件で逮捕された自営業の36歳の男が出入りしており、工具などに紛れて武器が隠されていたということです。
現場は、JR鹿児島線の戸畑駅から南東におよそ500メートルの住宅街の一角で、警察は念のため、周辺の住民およそ90世帯、180人余りに一時、避難を呼びかけるとともに、銃刀法違反などの疑いでこの倉庫を捜索しています。
警察によりますと、詐欺の疑いで逮捕された男は、「武器については知らない」と話しているということです。
警察は、武器を押収して詳しく鑑定するとともに、倉庫が暴力団の武器庫として使われていた疑いもあるとみて捜査しています。

避難した住民は

現場近くの浅生市民センターには住民が次々と避難し、中にはつえをつきながら避難するお年寄りの姿も見られました。
夫婦で避難してきた40代の男性は、「自宅で夕食をとったあとくつろいでいたら、突然、警察官が来て避難してほしいと言われました。初めてのことで驚いています」と話していました。
また、70代の女性は、「区役所の人に言われて避難してきましたが、いつ帰れるのか分からず不安です。早く処理を終えてもらいたい」と話していました。

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