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【採択の危機】教科書採択で教育委員に圧力か 石川・加賀市教委幹部 育鵬社支持に「責任取れるのか」
関係者によると、意見が割れたため、立ち会った市教委の幹部職員が休憩を提案。この際、幹部職員は女性委員3人のうち2人に「あなた方教育委員の発言は重い。発言にはすべて責任を取らなければいけない」と語りかけたという。もう1人は、2人からこの発言を伝え聞いた。幹部職員は採択委のメンバーでもあった。
10分後に再開された審議では冒頭、教育委員長が「口頭で皆さんに同意を求めてよいか」と提案。「異議なし」とされ、「採択委の意志に基づいて第1候補の教育出版としてよいか」との問いかけも「異議なし」とされ、歴史、公民とも、追加の議論なく教育出版が採択された。
産経新聞の取材に対し、女性委員3人は幹部職員の発言が判断に影響を与えた可能性については否定したが、そのうちの1人は「かなりショックを受けた」と証言している。幹部職員は「教育委員の責任の重さを話しただけで、育鵬社を採択させないためではない」と説明している。
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