ここから本文エリア 真っ赤な虫、ワイルドだろ〜2012年06月29日
赤いクワガタ? いえ、似て非なる、これはヒラズゲンセイ。ツチハンミョウ科の甲虫で、岡山でも最近、増えているらしい。 岡山市立上道中学校(東区南古都)の城之内(しろ・の・うち)庸仁(のぶ・ひと)教諭(35)が25日朝、学校駐車場近くにあるサクラの木で見つけた。鮮やかな赤い虫が珍しく、「思わずシャッターを押しました」。 ヒラズゲンセイは、日本では四国や九州で確認され、1970年代から近畿にも分布している。 倉敷市立自然史博物館の奥島雄一学芸員によると、岡山県では2006年に玉野市で初めて幼虫が発見された。2、3年前から県南部で増え、11年は6例の採集・目撃情報が博物館に寄せられた。増加の原因は不明だが、捕食されることが少ないことや温暖化などが考えられるという。 博物館(086・425・6037)では、情報を募っている。毒を含む体液にふれると、かぶれることがあるので注意が必要だという。(塩野浩子)
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