拝啓、速水鍬威様
貴方がこの手紙を読む頃には私はもうこの世にいないでしょう。
ただ一つ伝えたかったことがあります。
私はずっと貴方の事が好きでした。ずっとずっと好きでした。
此れからもこの想いは変わりません。
如何か素敵な女性を見つけて幸せになって下さい。
でも私がいたことは忘れないで。
1度だけでいい。
一瞬だけでいい。
両想いになりたかった。
言いたい事が沢山あるのに出てきません。
上手く伝えたいのに伝える言葉が上手に出てきません。
出来れば最後にもう一度貴方の笑顔が見たかった。
私だけに向けられる笑顔を一度でいいから見たかった。
生まれ変わったらきっと私は貴方を探すでしょう。
その時は2人で仲良く幸せになれるといいな。
貴方の幸せを永遠に願って…―
さよなら
結城理沙