【ニューヨーク時事】米太陽光発電パネルメーカーのアバウンド・ソーラーは28日、米連邦破産法の適用を来週申請する方針だと発表した。環境・エネルギー分野で雇用創出を目指すオバマ大統領の「グリーンニューディール」政策の一環として、同社は米エネルギー省から受けた4億ドルの融資保証枠のうち7000万ドルを利用していたが、中国メーカーの低価格攻勢などで事業継続が困難となった。
米では昨年も、5億ドル以上の融資保証を受けていた同業のソリンドラが経営破綻した。オバマ政権が支援するクリーンエネルギー関連企業の破綻が相次いでいることで、今秋の大統領選に向け共和党からの批判が強まる恐れもある。