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男子マラソンの藤原新(30)、卓球女子の平野早矢香(27)ら所属5選手がロンドン五輪に出場するミキハウスの壮行会が28日、都内のホテルで行われた。同社の木村皓一社長(67)は、金メダルを獲得した場合「5000万円ぐらいはあげないといかん」と破格の報奨金を明言。同社所属ではシドニー、アテネ大会柔道60キロ級の野村忠宏(37)以来となる金メダルへ最高のニンジンをぶらさげた。
ミキハウス所属の日本人選手は、1992年バルセロナ大会から2008年北京大会まで5大会連続、のべ8人がメダリストに輝いた。金メダルは柔道の野村だけだが、ロンドンでは新たな金メダリストが誕生するかもしれない。
壮行会前に行われたロンドン五輪出場5選手と野村らが出席した座談会後、木村社長は「4年間頑張ってきた選手たち。野球やサッカーの(プロ)選手たちもいっぱいもらってるんだから、金メダルを取ったら5000万円はやらんといかんでしょう」と、破格の報奨金を宣言した。
壮行会でも5選手にそれぞれ100万円の激励金を渡した太っ腹社長。企業がスポーツ支援から次々と撤退する中、「われわれは子供に夢を与えるのも仕事。宣伝とか商売じゃない。メジャーではないスポーツにも頑張っている選手がいることを世間に知ってもらいたい」。子供服を販売している企業のトップとして、アスリート支援を続ける理由を説明した。
ロンドンに挑む5選手の中で、最も5000万円に近いと思われるのは卓球の平野だ。団体で日本は中国に次ぐ第2シードが濃厚。社長の発言を聞いた平野は「5000万円ですか?」と、目を白黒させ「頑張ります」と意欲を見せた。木村社長は「藤原くんもチャンスがあるんじゃないか。ロンドンのクネクネしたコースはアフリカ勢が苦手なんじゃないかなあ」と、男子マラソンの藤原にも金メダルの可能性があると読んだ。
日本代表になる前は無職ランナーだった男は、5000万円というニンジンに思わずガッツポーズ。「レース前はプラスイメージでいっぱいにしたい。頑張ります」とニヤリ。ジャパニーズドリームをつかむつもりだ。
「メダルも大事だけどせっかく取った(五輪への)チケットを苦しむ材料にせず、選手たちには楽しんでもらいたい」という木村社長の強力援護の下、ミキハウス5人衆が一獲千金を狙う。
◆ミキハウス 1971年に木村皓一社長が子ども服製造卸会社の三起産業を創業し、78年に三起商行を設立。大阪・八尾市に本社を置き、「ミキハウス」をメーンブランドとして、フランス、米国などにも展開。
(2012年6月29日10時07分 スポーツ報知)