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事件
【放射能漏れ】「今は難民」「将来壊された」 福島・双葉町民が悲痛の訴え 東電会長、頭下げて謝罪
2012.6.29 11:49
東京電力の下河辺和彦新会長と広瀬直己新社長が29日、福島第1原発事故のため福島県双葉町が役場機能ごと避難している埼玉県加須市の旧県立高校を訪れ、井戸川克隆町長や町民に面会。下河辺会長は、体育館で町民約160人に「ご迷惑とご負担、損害をお掛けしていることを心からおわび申し上げる」と頭を下げ謝罪した。
町民からは「当初は避難者だったが、今は帰る所がない難民」「今までの生活、将来を壊された」「家族がばらばらになった」と悲痛な訴えが相次ぎ、神妙な面持ちでうなずきながら聞き入った。広瀬社長も謝罪の言葉を繰り返し「責任は私たちにある。しっかりと受け止め、少しでも良くしていきたい」と話した。
これに先立ち、下河辺会長は町長室で井戸川町長に「新生東電のスタートは福島の取り組みを全うすること。全社員に被害の弁償を最大限努力していくよう伝えた。一丸となって取り組んでいきたい」と述べた。
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