吉本興業の芸人を小学校に呼び、漫才を授業に採り入れる試みを、埼玉県北本市が2学期から始める。子どもたちに自己表現の力を身につけてもらうのが狙いで、吉本興業の吉野伊佐男会長と石津賢治市長が28日、発表した。
講師は「COWCOW(カウカウ)」など若手コンビらが務める。授業は市立小学校の1校で、高学年を対象に3、4回の予定。芸人が漫才を披露した後、児童にネタ作りや実演に挑戦してもらう。同社が学校の授業に芸人を派遣するのは初めてという。
石津市長が「笑いで元気なまちづくりをしたい」と吉本側に持ちかけた。
また、市立中学1校に同社のダンサーを派遣し、ダンス授業で教える計画なども合わせて発表した。