自民・大島氏、野田首相の「他党に言われる筋合いない」発言批判
野田首相が26日、消費税増税法案の衆議院での採決をめぐり、自民党などが民主党の造反議員の処分を求めていることについて、「他党から言われる筋合いはない」と述べたことについて、自民党の大島副総裁は27日、「自民党や公明党との信頼を崩したことに、首相は気がつくべきだ」と述べ、野田首相の発言を批判した。
自民党の大島副総裁は、「3党間の信頼に立った合意の基盤を崩してしまったところに、この根本的な問題があることを、野田総理は気がつかないといけない。身内の話じゃない」と述べたうえで、「造反者をそのまま党の中に収めておくことは、政党間でつくった信頼と合意を壊すことになる」と強調し、消費税増税法案の採決で造反した小沢元代表ら73人に対して、厳しい処分を求めた。
また大島副総裁は、「野田首相のリーダーシップの決断なしに、物事は進まない」と述べ、野田首相の対応次第では、参議院の審議に影響が出るとの考えを示した。