小沢元代表:増税「参院採決なら離党」 輿石氏と再会談へ
毎日新聞 2012年06月28日 21時49分(最終更新 06月29日 07時10分)
消費増税法案の衆院採決で造反した民主党の小沢一郎元代表は28日、輿石東幹事長と国会内で2回会談し、参院に送られた法案の撤回を求めた。その後、記者団に「参院でも強行的に採決して通すとなると、我々の思いを民主党の枠を超えて直接、国民に訴えねばならない状態になってしまう」と語り、参院で採決するなら離党して新党を結成する意向を輿石氏に伝えたことを明かした。29日に改めて輿石氏と会談する方向で調整している。
元代表は28日夜、東京都内の日本料理店で小沢グループの参院議員約10人と会食した。出席者によると、輿石氏から「今日、明日中は結論を出さないでほしい」と言われたことを明らかにし「行動を起こすのは来週以降だ」と語ったという。
輿石氏と元代表の会談は午後2時からの約50分間と午後5時からの約20分間の2回、2人だけで行われた。元代表は記者団に「増税先行は国民への背信行為であり、納得できない、ぜひ撤回してほしいという趣旨の話をした」と説明し、「私との話を受けて輿石幹事長が鋭意努力している」と付け加えた。