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【サッカー】

Cロナ PK戦で蹴れずに敗退 「誇りを持って帰国する」

2012年6月29日 紙面から

◇欧州選手権2012<第17日> スペイン0−0(PK4−2)ポルトガル

スペイン戦で攻め込むポルトガルのロナルド。右端はスペインのシャビアロンソ=ドネツク(AP=共同)

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 敗退が決まった瞬間、主将のFWクリスティアーノ・ロナルド(27)は、奥歯をギュッとかみ締め、天を仰いだ。120分間、何度も倒された、背番号「7」の白いユニホームはひどく汚れていた。

 立ち上がりからポルトガルは勇敢だった。前回優勝で世界王者のスペインに激しくプレッシャーをかけ、攻撃を分断。いったんボールを奪うと、ロナルドが縦へ駆け抜ける。ポルトガルが隣国の巨人からゴールを奪う、唯一の手段だった。だが、頼みのロナルドは何度も倒され、FKを狙うが、ネットは揺れない。PK戦でも勝ち切れず、ポルトガルの悲願だった初の主要国際大会優勝は、藻くずと消えた。

 試合後、控室から出てきたロナルドは「いい大会だった。アンラッキーで決勝へ進めず、少し不満だけど4強入りした。僕は精いっぱいやった。いいプレーをしたし、誇りを持って帰国する」とすでに気持ちを切り替えていた。

 

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