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【プロ野球】

村田が復活弾!!さあ竜倒だ!!

2012年6月29日 紙面から

◇巨人4−0広島

6回表1死、左越えに5号ソロを放つ村田=マツダスタジアムで

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 巨人が快勝。内海はコーナーを丁寧に突き、的を絞らせず、散発4安打の今季初完封で7勝目。初回に古城の三塁打と村田の犠飛で2点。4回は阿部、6回は村田のソロで加点した。広島は先頭を4度出したが、後が続かなかった。

 中日との首位攻防を前に、取り残されていた男がトンネルを抜けた。3点リードの6回。巨人・村田は今井のカーブを巧みに拾い、左翼席に5号ソロをぶち込んだ。19打席ぶりのヒットは5月28日の日本ハム戦(東京ドーム)で放って以来20試合ぶりのアーチ。遠ざかっていた感触に、自然とガッツポーズが飛びだした。

 「うまく打てた。10打席以上ヒットがでてなかったし、ホームランの後のヒットも大きかった」。4回には阿部も11号ソロを放ち、チーム65試合目で初のアベック本塁打も記録。村田は「初めてなんでね。(2人が打てば)勝ちに大きくつながる」と力強くうなずいた。

 試合前の段階で17打席連続無安打。誰よりも「H」マークに飢えていた。前日(27日)はとらえた当たりが二塁・安部のファインプレーに阻まれ、ベンチ裏に引き揚げる際には思わず「なんだよ、あのセカンドライナー!」とシャウト。この日はツキを取り戻すため、普段は青色を使っていたマウスピースの色を白に変更。試合前には原監督から「開き気味に構えた方がボールをしっかり見られる」とアドバイスを受けてオープンスタンスを試すなど、なりふり構わぬ姿勢で求めていた結果をたぐり寄せた。

 前夜は坂本、長野のアベック弾が飛び出し、この日は阿部、村田がそろい踏み。原監督が開幕前に「4人の枢軸」に指名した面々に相次いで1発が飛びだし、指揮官の女性スキャンダル発覚でチームを覆った暗雲を吹き飛ばした。29日からは2ゲーム差で追う中日との3連戦。ようやく上昇気流をつかんだ村田は「直接対決なんで、まずは頭を1つ取りたい」と先手必勝を誓った。 (臼杵秀之)

 

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