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【スポーツ】

室伏広治のすべらないシューズ

2012年6月28日 紙面から

室伏のパネルの隣で雨天用シューズを手にするミズノの陸上競技シューズ開発担当・岸本諭さん=27日、東京都渋谷区のミズノメディアサロンで

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 雨で滑りやすいロンドンで“広治室伏のすべらない話”を開演する。ミズノは27日、男子ハンマー投げのロンドン五輪代表、室伏広治(37)=ミズノ=が本番で使用する雨天用シューズを発表した。雨天用の開発は初めてで4種類用意。晴天用も同様の4種類程度となり8種のシューズで4大会目の五輪に挑む。

 年間降雨日数は東京の106日に比べ、ロンドンは167日。欧州のサークルはただでさえ滑ることがあり、雨天時はさらに滑りやすくなる。米国で合宿中の室伏は「雨対策はバイクのレースからヒントを得て必要性を感じました」とコメントした。

 昨年12月から開発を始め、室伏からは担当者が泣きだすくらいの要望があったという。雨天用はゴムソールの素材の硬さ、粘度などを変え、これまで11足試作。使用が決まったのは1足だけだ。残り3足は十数足のサンプルからロンドンの練習場で実際に履いてから決めることになる。

 昨年の世界王者に8種のシューズという強力援軍。正真正銘の金メダル獲得へ、たとえ雨が降ろうとも「すべらんな〜」と笑って終える。 (森合正範)

 

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