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小沢元代表ムチャぶり、増税法案撤回が最後通告

輿石幹事長との会談に向かう民主党の小沢元代表

 民主党の小沢一郎元代表(70)は28日、輿石東幹事長(76)と国会内で2度にわたって会談を行い、野田佳彦首相(55)が参院で消費税増税法案の成立を強行すれば離党する意向を示した。小沢氏と輿石氏は29日にも再会談する方向で調整しているが、小沢氏が示した「増税法案の撤回」を、野田首相が受け入れることはあり得ず、民主党の分裂は決定的になった。

 小沢氏と輿石氏の会談は、最後まで平行線をたどったまま終わった。午後2時から始まった約50分の話し合いはまとまらず、ひとまず2時間の“水入り”。お互いに周辺の議員らと相談を交わした後に迎えた午後5時からの再会談は、わずか20分で終了し、小沢氏は席を立った。

 直後に開いた会見では、小沢氏は「(輿石幹事長には)増税先行は背信行為で納得できない、ぜひ撤回してほしい、という趣旨の話をして参りました」と述べた。そして「うーん…」と、一呼吸を置いたうえで「民主党の枠を超えて直接、国民の皆様に訴えていかなければならない状態になってしまいますと申し上げました」。“参院での増税法案を撤回しなければ離党する”という最後通告だ。

記者会見する民主党の輿石幹事長

 この会見で小沢氏は、あらかじめA4判のプリントを用意し、その文言を読み上げた。発言に慎重を期した形だ。実際、“参院での増税法案撤回の要求”は、取りようによっては“参院での採決まで離党はしない”とも取れる。政治評論家の浅川博忠氏は「小沢氏は、離党・新党結成をカードにして、党内での条件闘争に持ち込もうとしている」と分析。この状況だと民主の分裂はもはや決定的だが、できる限り有利な条件を模索する小沢氏の戦略が見て取れる。

 輿石幹事長は、小沢氏との会談終了後に、野田首相と話し合いを行った。「時間をかけても結論は得にくいが、私に任せてもらえるか」と野田首相に問いかけ、首相は「お任せしたい」と応じた。小沢、輿石氏は29日に再会談する方向で調整している。野田首相がのめないような条件を突きつけ、離党をちらつかせる小沢氏。輿石氏は29日の再会談で改めて党の分裂回避を要請すると見られるが、小沢氏サイドの大幅譲歩がない限り、民主党分裂は避けられそうにない。

(2012年6月29日06時03分  スポーツ報知)

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