創薬研究は最先端の技術と科学の融合で初めて世界と競争出来ます。京都大学薬学研究科では時代の先端を拓く創薬研究を目指し多面的研究を展開してきています。この度、島津製 作所・田中耕一フェローを中心研究者とする最先端研究プログラムの一翼(創薬・診断)を担うこととなり、薬学研究科に「最先端創薬研究センター」を設置しました。
最先端創薬研究センターでは、現在早期診断、治療の最も難渋している病気、がん(乳がん、食道がん)、アルツハイマー病に対しての新たな治療戦略構築を目指し、京都大学医学部付属病院と連携して臨床オミックス研究を推進します。その為、最先端創薬研究セン ターでは、田中フェローを客員教授として、がんオミックス部門とアルツハイマー病オミックス部門に新進気鋭の研究者を結集し、超高感度の次世代質量分析システムを用いた医薬応用研究を展開いたします。最先端創薬研究センターは、最先端研究プログラム・田中プロジェクトを強力に推進するとともに、新たな医学・薬学研究における質量分析技術の応用、更には”質量分析学”を開拓する人材の育成を図ります。
略歴
ふりがな 氏名 |
つじもと ごうぞう 辻本 豪三 |
研究・教育歴 | |
1978.3 | 北海道大学医学部卒業 |
1978.4 | 大阪淀川キリスト教病院 インターン |
1979.4 | 東京女子医科大学脳神経センター脳神経外科 練士 |
1980.9 | 東京国立病院医療センター・臨床研究部・臨床薬理研究員 |
1981.9 | 米国スタンフォード大学医学部・内科・臨床薬理及び薬理学教室留学 米国心臓財団フェローシップ |
1984.4 | 山梨医科大学薬理学教室 助手・講師 |
1989.4~1990.2 | 文部省在外研究 米国国立衛生研究所・国立がんセンター 生化学教室招聘研究員/ 米国メリーランド州立大学ボルチモア校医学部生物化 学教室 招聘教授 |
1991.2 | 国立小児病院・小児医療研究センター・分子細胞薬理研究部 部長 |
2002.5~現在 | 京都大学大学院 薬学研究科 ゲノム創薬科学 教授 |