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宮古のがれき 都への搬出完了
6月28日 22時9分

震災のあと東京都が受け入れてきた岩手県宮古市のがれきの搬出が28日で完了し、現場を訪れた都の担当者に宮古市長が感謝のことばを伝えました。

東京都は去年9月、東北以外の地域では初めて、岩手県のがれきの受け入れを表明し、このうち宮古市では、可燃性の1万7000トン余りのがれきの搬出が進められてきました。
28日は最後の搬出作業が行われ、東京都廃棄物対策部の木村尊彦部長らが見守るなか、トラック16台が仮置き場からおよそ130トンを積み込んで出発し、搬出が完了しました。
このあと木村部長らは市役所を訪れ、宮古市の山本正徳市長が「最初に受け入れ態勢を整えていただき、ありがとうございました。おかげで他の自治体も次々と受け入れてくれました」と感謝のことばを伝えました。
木村部長は「作業を無事終えることができてよかったです。今後も支援できることは続けさせていただきます」などと話していました。岩手県によりますと、宮古市内にはまだ68万トン以上のがれきが残され、特に、このうち58万トンある不燃性のがれきについては処理のめどがたっていないということです。

石原知事“これからも引き受ける”

岩手県宮古市のがれきの処理で東京への搬出作業を終えたことについて、石原知事は「同じ日本人どうしが助け合うということをやっただけのことだ。ただ感謝されることは、とてもありがたいと思う。これからもどんどん引き受けますよ」と述べました。
そのうえで「3段階もチェックしたがれきを受け入れられない自治体はおかしいと思う」と述べました。

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