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旧警戒区域に移動コンビニ
6月27日 19時39分

旧警戒区域に移動コンビニ
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福島県南相馬市の、ことし4月に警戒区域が解除された地域で、コンビニエンスストアが、トラックの荷台を利用した移動型の店として、営業を始めました。

営業を始めたのは、大手チェーンのコンビニエンスストアです。
震災で被災し、営業をしていない店の駐車場に、荷台を改造した2トントラックを止めて、27日午前11時に開店しました。
扱う商品はおよそ200種類で、一般的な店舗の15分の1程度ですが、昼食用の弁当などのほか、片づけや復旧工事で使える掃除用品や作業用手袋などをそろえているということです。
南相馬市の小高区は、ことし4月に警戒区域が解除されました。
宿泊はできないものの、区域の外にある仮設住宅などから、日中、自宅の片づけに戻る人や、復旧工事に携わる作業員の姿が目立ちます。
27日は、自宅の片づけに訪れていた住民などが早速訪れ、食べ物や飲み物を買い求めていました。
自宅の片づけに訪れた68歳の女性は、「早速パンとお茶を買いました。コンビニが近くにできると便利ですし、気持ちもほっとします」と話していました。
大手コンビニチェーンの佐々木秀之さんは、「必要な商品をそろえることで、被災地の皆さんを支援したいと思います。地域の方が気軽に買い物できる店にしたいです」と話していました。
この店は、毎週水曜日と金曜日の午前11時から午後2時まで営業することにしています。

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