除染業務 米国が全面協力 ルース駐日大使が佐藤知事に約束
米国のルース駐日大使は27日、県庁で佐藤雄平知事と懇談し、米国の技術を生かし、除染事業に全面協力する考えを示した。米国の除染関係企業30社の関係者が一緒に訪れた。
ルース大使は「米国は除染分野で最先端の技術を有しており、福島が抱える問題を解決するパートナーになれる。ここにいる人たちも福島のために何かできないか考えている」と述べた。さらに「米国民が福島に居ることで、全世界に(福島が)安全な場所であることをアピールできる」と語った。
佐藤知事は東日本大震災後の米国からの支援に感謝した上で「県民の帰還を進める上で除染は大きな課題。今回の来県を通して技術を高めてほしい」と期待を寄せた。
一行は、福島市の杉妻会館で県と福島市の担当者から県内の除染の現状や進捗(しんちょく)状況の説明を受けた。
引き続き、福島市の南向台、大波両地区と伊達市の除染現場を視察した。
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