(CNN) 米食品医薬品局(FDA)は27日、米製薬会社アリーナ・ファーマシューティカルズが製造する肥満治療薬「Belviq」(ロルカセリン)を承認したと発表した。カロリー減量を目指すダイエットや運動を組み合わせれば慢性的な肥満の治療に効果が期待出来るとしている。
特に肥満や太り過ぎに伴って高血圧や2型糖尿病、高いコレステロール数値などを抱える成人の服用を想定した承認となっている。FDAによると、ロルカセリンは食欲を感じる脳の部分に働き掛け少量の食事でも満腹感を得る作用が期待出来るという。
臨床試験では、2型糖尿病でない患者の47%が少なくとも5%の減量に成功し、比較対照試験で偽薬効果の処方を受けていた患者の23%も同様程度に体重を減らしていた。2型糖尿病に悩む患者ではロルカセリンを使った患者の38%が少なくとも5%の減量を果たし、偽薬効果の処方を受けた16%も同様程度に体重を減らしていた。
栄養学が専門の内科医は、5%程度の減量でも心臓関連疾病や糖尿病など肥満の合併症に襲われるリスクを減らせる効果を多数の専門家は評価していると指摘している。
FDAはロルカセリンの承認に伴い、アリーナ・ファーマシューティカルズ社に対し販売開始後、心臓発作や脳卒中が起きるリスクを長期にわたって見極めるため6回の調査を実施するよう求めた。
FDAによると、糖尿病ではない患者がロルカセリンを服用することで抱える副作用は頭痛やめまい、けん怠感など。糖尿病の患者の場合は低血糖などとなっている。