痴漢:地下鉄線路1キロ、容疑者が逃走 近大非常勤講師逮捕−−大阪
毎日新聞 2012年06月07日 大阪夕刊
大阪府警東署は6日、大阪市営地下鉄の電車内で痴漢行為をしたとして、東大阪市額田町、近畿大非常勤講師、遠藤功樹容疑者(34)を府迷惑防止条例違反容疑で現行犯逮捕した。遠藤容疑者は御堂筋線本町駅で下車後、ホーム上で他の乗客ともみ合いになり、同駅と淀屋橋駅間の線路上を約1キロ、走って逃走した。
逮捕容疑は同日午後10時40分ごろ、走行中の地下鉄の電車内で、大阪市内の20代女性の下半身を触ったとしている。
同署によると、遠藤容疑者は本町駅でホームから線路上に逃れ、北へ向かって線路上を逃走。本町駅から追いかけてきた駅員と、次の淀屋橋駅の駅員に挟み打ちにされる形で取り押さえられた。
御堂筋線は午後10時46分から10分間、上下線とも運転を停止、約7000人に影響した。線路脇に送電線があり、大阪市交通局は感電防止のため送電を停止したという。
近畿大によると、遠藤容疑者は英語を担当し、06年から現職。大学広報課は「非常勤講師なので、コメントを控えたい」と話した。【高橋隆輔】