巨人は27日の広島戦(マツダ)に3—2で競り勝った。坂本、長野の一発で挙げた3点でなんとか逃げ切った巨人だが、原監督の1億円スキャンダル以降、2勝2敗1分け。どうも波に乗り切れない試合が続く中、チーム内ではスキャンダルの〝登場人物〟とされる岡崎ヘッドコーチの動向に注目が集まっている。
この日の先発は左内腹斜筋の肉離れから復帰したゴンザレス。約2か月ぶりの一軍マウンドは苦しい内容だった。降板する6回途中まで毎回安打を献上した。
助っ人を救ったのは若き〝枢軸コンビ〟だ。0—1の4回、先頭の坂本が、左翼スタンド上方のネットに突き刺さる7号ソロを放って同点(写真)。5回には長野も続いた。二死三塁で日大の後輩・篠田のスライダーを一閃。「ディッキー(ゴンザレス)が久しぶりの登板だったので援護できて良かった」と、左翼スタンド上段へ勝ち越しの7号2ランをぶち込んだ。
試合はこの2発で決着。ゴンザレスに2勝目の白星が付いた。だが、巨人は終盤に同点のピンチを招くなど〝快勝〟とは言いがたい内容だった。球団関係者も「あれ(スキャンダル)以来、どこか雰囲気が重苦しいというかスッキリしないんだ。今必要なのはこの嫌な空気を打破してくれる存在なんだが…」と話すなど、指揮官の1億円スキャンダル以降、ベンチは重いムードを一掃しきれていない。
そんなチームで、今注目されているのが岡崎ヘッドだ。問題の一件の〝登場人物〟と報道されたこともあって、その反応にはナインも興味津々。だが現時点で、ヘッドはこの一件には沈黙を守っている。
その岡崎ヘッドに対し「今こそ恩返しするチャンス」と言うのが、監督とヘッド双方を現役時代から知る関係者だった。
「岡崎さんは選手のころから原さんに散々面倒を見てもらってきたんだよ。不器用な岡崎さんが飲みの席でいざこざを起こしても『まあ、俺のかわいい後輩だから許してやってよ』と原さんが後で間に入って収めたこともあった。そうした借りを返せるのは原さんが弱り目の今しかないよ」
スキャンダル発覚のショックが癒えない監督に代わってチームを引き締めるのはヘッドコーチ本来の役目。今こそ岡崎ヘッドに先頭に立ってチームを引っ張って欲しいと現場は願っている。
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