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【芸能・社会】

小林幸子 謝罪 解任騒動で会見

2012年6月28日 紙面から

「大きな騒動になって夜も眠れず、睡眠導入剤に頼ったことも…。2人にはつらい思いをさせてしまって…」と涙ながらに語った小林幸子=東京都内で

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 所属事務所の前社長らの解任騒動で揺れる演歌歌手小林幸子(58)が27日、東京都内の所属事務所で、4月に明らかになった騒動以来、初めて記者会見し、「前社長らにつらい思いをさせたことをおわびしたい」と謝罪した。小林は今月15日に計6000万円の“解決金”を支払うことで前社長らと合意。この日の会見も騒動の終結をアピールするのが狙いとみられるが、前社長は「和解ではない」と今後も争う構えを見せている。

 会見で小林は「芸能活動の方向性も含めたボタンの掛け違い、意見のズレが重なって…」と前社長の関根良江氏と専務を解任した理由に触れ、「私の配慮が足りずつらい思いをさせてしまった。申し訳なかった」と2人に謝罪。その上で、今回の解決金の支払いが感情的な面を含めての「和解」であることを強調。今後この問題について自ら言及することはないと騒動の収束を宣言した。

 一連の騒動では、小林の所属事務所の経営方針の対立から小林側が今年4月に前社長と専務を解任。その後、前社長と専務の退職慰労金などをめぐって交渉が続いた。

 今月15日に小林側が解決金として前社長と専務に合わせて6000万円を支払うことで合意。ただ、前社長の代理人弁護士は「任期途中での取締役解任に伴う法律上の責任についての法的解決で、感情的な諸問題を含めた全面的解決ではない」と主張した。

 昨年小林と結婚した医療関連会社社長の林明男氏(49)が事務所経営に加わったことが騒動の一因とも伝えられたことには、小林は「林は芸能界とは全く関係ない人」と関与を否定した。

 また、騒動について沈黙していたことについて、「もっと早く話し合っていた方がよかったのかとも思う」。前社長らに直接対話を求めたこともあったが、「私とは会いたくない、と電話にも出てもらえなかった」と明かした。前社長とは30年以上の付き合いだが、小林は「お互いに新しい会社も設立して、また一緒になることはないでしょう」とした。

 今回の騒動の影響で6月11日に予定されていた新曲の発売は延期。大みそかの紅白出場選考にも影響するとの見方には「紅白は出たい。でもNHKが決めることですから」と話した。

 小林が騒動の収束をアピールする会見を行ったことに対し、前所属事務所社長の関根良江氏は27日、本紙の取材に「今後の対応は弁護士と相談して決めたい」とあらためて語った。

 関根氏は“解決金”について「和解ではない。一部の合意にすぎない」と主張。また小林側の「(関根氏が)会いたくないと、電話にも出てもらえなかった」としたことには、「全く逆。こちらが話をしたかったが、小林さん側がすぐに弁護士を立てたので、こちらも弁護士を立てて話し合いをするしか手だてがなくなった。弁護士を交えた話し合いでも、小林さん本人が出席したことはなかった」と指摘。「一方的な言い分」と一蹴した。

 【騒動の経緯】

 2011年11月 小林が8歳年下の医療関係会社社長林明男氏と電撃結婚。

 2012年4月4日 所属事務所「幸子プロモーション」の関根良江社長と専務を解任。直後の週刊誌報道で“お家騒動”が明らかに。

 同7日 世田谷区の自宅前で「お騒がせして申し訳ない」とコメント。代理弁護士が「こちらの慰労金の提示額に納得せず、解任した」と説明。

 同9日 関根前社長が「解任の事実に誤りがある。今回の騒動は慰労金とかの問題ではない」などとするコメントを発表。

 同28日 小林が「幸子プロモーション」の代表取締役に就任したことを関係者に文書で報告。

 6月15日 前社長に解決金として4000万円、専務に2000万円を支払うことで合意。

 

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