オバマ米大統領支持率、激戦州でロムニー氏をリード=世論調査
[ワシントン 27日 ロイター] 11月6日の米大統領選に向け、「スイング・ステート」と呼ばれる激戦州で共和党候補となるミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事に対するオバマ大統領の支持率リードが鮮明になっている。
ただ全米規模の世論調査では、両者の支持率は互角となっている。
「スイング・ステート」は、コロラド、フロリダ、アイオワ、ミシガン、ネバダ、ニューハンプシャー、ニューメキシコ、ノースカロライナ、オハイオ、ペンシルベニア、バージニア、ウィスコンシンの12州。
クイニピアック大学の世論調査によると、政府が最近移民規制を緩和したことなどに助けられ、オバマ大統領の支持率は、オハイオ、ペンシルベニア、フロリダの各州でロムニー氏をリードしている。
一方、NBCとウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の調査では、オバマ大統領の支持率は47%、ロムニー氏が44%で、大統領のリード幅は3ポイントと誤差の範囲となった。
ただ、調査範囲を「スイング・ステート」にしぼると、リード幅は8ポイントとなる。
また同調査では、大統領の経済対応を評価していないとの回答の割合が53%で、先月から1ポイント上昇した。
2008年の大統領選で、オバマ大統領は「スイング・ステート」のうち、オハイオ、ペンシルベニア、フロリダで勝利した。1960年以来、この3州のうち少なくとも2州で勝利していない大統領が当選したことはない。
クイニピアック大学調査研究所のアシスタントディレクター、ピーター・ブラウン氏は「大統領が選挙当日までこれら3州でリードを維持できれば、再選は事実上確実となるだろう」と述べた。
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