オバマ大統領が激戦3州でロムニー氏に優勢-米世論調査
6月27日(ブルームバーグ):米大統領選に向けた支持率で、オバマ大統領がペンシルベニア、オハイオ、フロリダの激戦州3州で、共和党候補指名が確実なロムニー前マサチューセッツ州知事に優勢であることが、27日発表の米キニピアック大学の世論調査で分かった。
今月19-25日に実施された「激戦州」調査によると、オハイオではオバマ氏はロムニー氏を9ポイント、ペンシルベニアでは6ポイント、フロリダでは4ポイントそれぞれリードしている。5月3日発表の調査と比べると、オハイオとフロリダでは差が拡大したが、ペンシルベニアではリードがわずかに縮小した。
キニピアック大学世論調査研究所のアシスタントディレクター、ピーター・ブラウン氏は、オバマ大統領が決定した一部不法移民の強制送還を猶予する措置が、有権者の支持を得たとの見方を示した。調査によると、オバマ大統領はフロリダのヒスパニック系有権者では、ほぼ2対1でリードしている。当選に必要な選挙人270人のうち、3州の合計人数は67人。
ブラウン氏は発表資料で「選挙当日までこれら重要な激戦州3州すべてでリードを維持できれば、事実上再選が保証されたようなものだ」と指摘した上で、「もちろん、選挙は4カ月以上も先のことであり、これは政治では一生分の長さに相当する」との見方を示した。
原題:Obama Tops Romney in Poll of Pennsylvania, Ohio, Florida(2)(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ワシントン Kristin Jensen kjensen@bloomberg.net
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更新日時: 2012/06/28 12:50 JST