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【サッカー】

ドイツ、イタリアの呪いを解く!! W杯&ユーロで7戦連続未勝利

2012年6月28日 紙面から

 【ワルシャワ原田公樹】欧州選手権準決勝のドイツ−イタリア戦は28日(日本時間29日未明)、当地で行われる。前回大会準優勝のドイツは西ドイツ時代を含め、主要国際大会のワールドカップ(W杯)で2分け3敗、欧州選手権本大会で2分けと、イタリアに7戦未勝利。この「イタリアののろい」を払拭(ふっしょく)し、2大会連続の決勝進出を目指す。

 ドイツFWポドルスキ(ケルン)はこう言い切った。

 「イタリアののろいを破るときが来た」

 地元開催だった06年W杯準決勝では延長戦の末に屈した。イタリアはその後、優勝。フル出場しながらゴールを決められず、涙をのんだポドルスキは「06年以来、僕たちはものすごく進歩した。いまや異なる哲学を持つ違うチームだ。イタリアもそれを知っているはずだ」と胸を張った。

 西ドイツ時代、1962年W杯チリ大会の初戦で0−0で引き分けてからこの50年、イタリアにのろわれてきた。70年W杯準決勝では延長戦の末に3−4、82年W杯決勝でも1−3で敗れ、地元開催だった88年欧州選手権でも引き分け。統一ドイツとして戦った96年欧州選手権でもドローだった。親善試合では7勝したことはあるが、公式戦は勝利がない。「もっとも手ごわい相手だけど、イタリアのわれわれへの無敗記録を止め、われわれが決勝へ進む」とポドルスキ。祖国ポーランドでドイツ代表の歴史を塗り替えるつもりだ。 (原田公樹)

 

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