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【サッカー】

清武兄弟対決もともに不完全燃焼 C大阪は逆転で準々決勝進出

2012年6月28日 紙面から

◇ナビスコ杯 1次リーグ最終節 C大阪5−0鳥栖

 6試合を行い、A組のC大阪と仙台が準々決勝に進んだ。C大阪が鳥栖に5−0で圧勝した試合では、ドイツ・ニュルンベルクに移籍するC大阪MF清武弘嗣(22)と、実弟の鳥栖MF功暉(21)=福岡大、強化指定選手=の兄弟対決が実現した。B組で既に8強入りを決めていた同士は鹿島が清水に2−1で勝った。準々決勝は名古屋−清水、FC東京−仙台、柏−G大阪、C大阪−鹿島の顔合わせ。7月25日、8月8日に実施する。

 お互いに不完全燃焼だった。「楽しみにしてたんですけど…」。兄・清武弘は試合後、ポツリと話す。自身は無得点に終わり、弟・功暉は前半ロスタイムで途中交代。当分実現しないであろう、兄弟対決は納得のいく結果ではなかった。前半30分に鳥栖の野田が2枚目の警告で退場し、ロスタイムには清武弘のパスを受けた金を鳥栖GK赤星が倒して一発退場。そのあおりを食って弟はGKと交代して兄弟対決はここで終わった。

 チームは圧勝で、3位から逆転で堂々の1位通過を決めた。「清さんに取らせたかった。自然とそんな空気になった」。先制点を挙げたU−23日本代表の扇原が言うように、パスは清武弘に集まった。しかし、もどかしいことにゴールは生まれない。「相手もメンバーを落としてきて、2人退場してたんで…。まあ、残念ですけど…」。清武弘が言葉にできなかった部分は「ゴールが取りたかった」だろう。

 30日のラストゲーム(対浦和)には、元同僚で、マンチェスター・ユナイテッドの香川が激励に訪れる。この日の置き土産は、ナビスコ杯1次リーグの1位通過。そしてラストは、ゴールで飾ることを熱望している。 (荒川敬則)

 

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