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【プロ野球】坂本同点弾、長野勝ち越し弾 巨人、今季マツダ初勝利2012年6月28日 紙面から
◇巨人3−2広島巨人が逆転勝ち。打線は4回に坂本の7号ソロで同点。5回には長野の8号2ランで勝ち越した。ゴンザレスが6回途中2失点で約2カ月ぶりの2勝目。継投策も的中した。広島は篠田が中盤に崩れ、攻撃でも畳み掛けられなかった。 ◇ 呪縛を打ち破ったのは2人の若武者だった。マツダスタジアムで開幕から4連敗中だった巨人。この日も2カ月半ぶりに復帰したゴンザレスが先制点を許すなど暗雲が漂ったが、坂本&長野が今季初のアベック弾を放ち、鮮やかな逆転勝ちを飾った。 まず魅せたのは坂本だ。1点を追う4回、篠田の高めに浮いたチェンジアップに反応した。レフトスタンドに特大の7号ソロ。「今日のホームランもそうだし、甘い球をしっかり打てている」。最近5試合で22打数9安打の絶好調男らしい、完ぺきな一打だった。 長野も続いた。同点の5回2死三塁からレフトへ決勝の8号2ランを放り込み「なんとか走者をかえしたいという気持ちで打ちにいった」と声を弾ませた。再開リーグ戦初戦となった22日、長野オリンピックスタジアムでのヤクルト戦。長野は試合前のフリー打撃で使用した革手袋にサインを入れ、球場のファンにプレゼントした。めったに勇姿を見せられない地方ファンへの粋な計らい。勝負強い打撃に加え、感謝を忘れない誠実さも長野の魅力の1つ。そんな男が、広島のファンの前で、マツダでの今季初勝利に導く一発を打った。 原監督から阿部、村田とともに「4人の枢軸」に指名され、開幕から全試合出場を続ける2人。原監督の女性問題に端を発し、グラウンド外を騒がせ続ける“雑音”も豪快なアベックアーチで封じた。 それでも指揮官は「ここのところ良いところで当たりが出ているけど、求めるところはまだまだ高い」とキッパリ。不動のレギュラーでありながら、高いレベルで切磋琢磨(せっさたくま)を続ける。強い巨人の原動力がそこにはある。(臼杵秀之) PR情報
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