在韓日本大使館(ソウル市鍾路区)の前に設置された「慰安婦平和の碑」に「竹島(独島の日本名)は日本の領土」と書いた木の杭を縛り付けた、日本の極右政治家、鈴木信行氏(維新政党・新風代表)に対し、旧日本軍の元従軍慰安婦たちが法的手段に訴えることを検討している。
元慰安婦の女性たちが共同生活を送る「ナヌムの家」(京畿道広州市)のアン・シングォン所長は27日「元慰安婦の女性たちは、今回の事件に大変憤慨しており、特にイ・ヨンスさん(84)は、韓国政府が何の対応も示さないことに失望し、元慰安婦たちが自ら強硬な措置を取るよう提案した。政府には、日本に対し外交ルートで抗議するよう要請するとともに、鈴木氏を侮辱罪や名誉毀損(きそん)罪で告発する法的措置を検討している」と語った。アン所長はまた「耐え難い苦痛を味わった方々に対し『売春婦』などと発言し、名誉を毀損した今回の事件に対し、いかなる措置も講じない場合、日本の右翼はこのような非常識な行為を今後も続けるだろう」と話した。一方、この日午後、在韓日本大使館の前では、今回の事件後初めてとなる水曜集会が行われ、普段の約2倍に当たる100人余りの市民たちが参加した。