青少年のためのバレエコンクール「ザ・バレコン」 全国各地で開催中!

青少年のためのバレエ・コンクール ザ・バレコン

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2010年ザ・バレコン/文化庁後援
このたびの大きな災害では多くの方々が悲しい思いをされたことでしょう。心よりお見舞いを申し上げます。

ちょうどあの時、私は仙台駅で新幹線を降り、地下鉄のホームにいました。
電話での話し中、ホームが動き出し、柱が揺れて、停電。暗闇の中、やっと地上に這い上がりました。

さて、予定されていました『ザ・バレコン仙台』も会場(劇場)も被害にあい、設備等の回復にあたり、4月いっぱいまで難しいとのこと。今大会は中止と決定致しました。
参加を希望されていました皆様には、誠に申し訳ないことですが、御理解頂き、多くの犠牲者の方々のご冥福をお祈りしたいと思います。

実行委員長 藤田 彰彦

※お預かりしました参加料はお返し致します。事務局よりご連絡いたしますのでしばらくお待ち下さい。

 

 

ザ・バレコン主宰 藤田彰彦より、バレリーナのみなさんへメッセージ・・・

 

「・・になる」ことは簡単だが、「・・である」ことは難しい

 最近、本をもらった。
僕と同じ世代の女性が書いたもので、長い人生の間の経験をもとに いろいろな教訓を受けることが出来た。
そのなかのひとつ、人間は・・になる。ことは簡単だ.、でも、・・である。ということはとても難しい!と書いてある。
例えば、「バレリーナになる」ことは出来るかもしれない。
でも、「バレリーナである。!」 と言い切ることは、とても難しいことだ。
そりゃ、努力すれば何にでも「なる」ことは出来るはずだ。
でもバレリーナで「ある」。と言うことは、他人がそれを認めることであって、自分で認めることではない。そしてなにより、責任というものがうまれる。
ここが難しい!

ザ・バレコンに参加することも同じと思う。
これは自分が決めたことだから努力する、バレリーナになる。ことは当然のことだ。
しかし、他の人が観て決めるこのバレリーナであることは、そう簡単にはいかないものだ。
私はバレリーナになる!。 そして、私はバレリーナである!!。 と責任を持って言える日に向かって私たちは日々努力しなければならない。

バレエが大好きな古い友達がいます。
若いときから、バレエを踊り、教え、作品を創り、60年余りの人生の中で50年にわたりバレエ活動を続け、遂に彼は自分でバレエ学校を創ってしまった!その人が、愛知県にある豊田バレエ学校の創設者、諏訪 等先生です。
ロシアから先生をお二人とピアニスト、それに通訳と常に4〜5人のロシア人が中心となって毎日バレエ学校で活躍している。
尚且つ、勉強をすれば高校の卒業資格もとれる!
これは日本のバレエの将来を思えば理想的なことなのです。
今でこそ、世界が誇るロシアのボリショイ・バレエですが、100年いや、200年前にはフランスからバレエの先生を呼び、ロシアの子供たちのためにバレエ学校を作りました。今のワガノワ・バレエ学校の前身です。
人を育てる! 人材育成には時間とお金がかかり、誰でもそう簡単には学校創設はできない。
ましてや、15年もの間、石の上にも、畳の上にも、そしてバレエマットの上までも、全ての事に我慢に我慢を重ねてバレエ学校を続ける。これは本当に立派なことです。
感動しているところに理事になるよう依頼を受け、わが身、我が力を振りかえらずに引き受けてしまいました。
諏訪先生にはとてもかないませんが、僕だって日本のバレエ発展のためにザ・バレコンを主催しているのです。バレエへの情熱、想いは同じです。
諏訪先生が生徒に対して平等であるように、ザ・バレコンも参加者の皆様にいつも公平で平等であるように努力いたします。
美しいバレリーナが一人でも多く誕生することを夢見ながら!!

ザ・バレコン主宰 藤田 彰彦

【バレコンblog】

藤田 彰彦 [FUJITA AKIHIKO]
藤田 彰彦 [FUJITA AKIHIKO]
1954年
貝谷八百子バレエ団に入団。以後、同バレエ団の全作品に出演
1958年
松本道子と共に、名古屋に松本道子バレエ団を設立
1970年
日本万国博覧会(大阪)に公演参加、感謝状を受ける
1977年
シンガポール日本文化祭に出演
1978年
愛知県芸術選奨文化賞を受賞
1982年
文化庁、在外研修員としてアメリカ、ヨーロッパに研修
1985年
世界フェスティバルに参加、三週間のロシア公演を行う
1988年
芸術祭賞(文化庁)を「真夏の夜の夢」にて受賞
1993年
愛知県芸術劇場会館記念事業に「バフチサライの泉」を上演。芸術祭に参加。
その後、韓国バレエ協会の招待を受け、日韓合同公演を行い大成功を納めた
1995年
南米、ペルー共和国の招待により、リマ、アルキーパ、トルフィーユ等で6回の公演を行った
1997年
青少年のためのバレエ・コンクールを名古屋にて開催。実行委員長
1999年
日本・モンゴル文化協会によるモンゴル公演を行う
2004年
ロシア、マリ・エル劇場より「真夏の夜の夢」の演出を依頼され上演
第1回 ザ・バレコン仙台を開催
2005年
「愛・地球博」2005年万博に参加。2日間公演を行う
第1回 ザ・バレコン福岡を開催
2006年
韓国、Lee Won-kuk Ballet Companyより「パリの喜び」の演出、振付を依頼され上演
2007年
第1回 ザ・バレコン東京を開催
2008年
第1回 ザ・バレコン大阪、 第1回 ザ・バレコン札幌を開催
2009年
神戸にてSpecial GALA'09 を開催
2010年
中国・上海万博に「ザ・バレコンより飛翔するバレリーナ」として出演予定
   
   

 

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