原発に依存しない社会をめざす与野党の超党派議員で作る「原発ゼロの会」が、全国に50基ある原発の危険度ランキングをまとめた。廃炉に向けた法整備や立地自治体対策も提言。ドイツのように危険度の高い原発から順に廃炉にすることを促す活動を展開していく。
原発ゼロの会は、民主党の近藤昭一、自民党の河野太郎、社民党の阿部知子の各氏ら7党9人の国会議員で構成する。危険度ランキングは、政府の総合資源エネルギー調査会基本問題委員会の専門家の助言などを踏まえて評価。28日に正式発表する。
経過年数や炉のタイプなどに5点、耐震性や地盤状況に3点、周辺人口に2点をそれぞれ配分し、計10点満点で評価。30年以上たった古い炉が多い関西電力の原発が上位に並んだ。