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シリコンのデメリット

シリコンについて(正確にはシリコーン)

結論から申し上げますと、

シリコンは必要不可欠!
でも時と場合による。


まずはシリコンについて知りましょう。

■シャンプーやリンスにおいて、シリコンとは、ズバリ、オイルです。

シリコーンオイルといって、
それ自体がほとんど化学変化せず、
熱や水や電気にも強い。

酸化、分解をしないなど、毒性の低さは群を抜いている。



また、リンスなどに含んで髪の滑り、撥水性、被膜形成をしてコンディショニング効果を簡単に得られる。




枝毛をくっつけるなど髪の表面をあたかも絆創膏を貼ったようにコーティングしてくれる便利で安全な成分。
シャンプーしても落ちにくい強いツヤを伴ってコーティングを作る。



ジメチコン・アモジメチコン・シクロメチコン・○○シロキサンなどと表記されている成分。
これ全部シリコン。
正しくはシリコーン。


ただ、シリコンは疎水性(そすいせい)のものに優先して吸着する性質があります。


疎水性とは、水になじみにくい性質のことで、例えば髪の皮(キューティクル)がそうです。



なので軽度のダメージ部、つまり枝毛などを接着するにはいいんです。


しかし、キューティクルが剥がれてしまうほどのダメージには?
髪の皮の中、バナナでいうと実の部分は親水性(しんすいせい)で、逆に水になじみやすい性質です。



なので、シリコンはつきにくい。



つまり、健康な部分にばかりついてしまうことになります。



これが重なると髪が硬くなったり、変にうねったり、髪の内部が乾燥し続ける原因に。


また、カラーやパーマがかかりにくい状態になります。



ただ、リンス成分にはカチオン界面活性剤といって、ダメージ部分に大量に吸着して櫛どおりをよくしたりツヤを出したりする成分があって、これの上にはシリコンがくっつける。



ただ、そういった成分は洗ったら落ちるのでシリコンの持ちも悪い。


シャンプーにシリコンを入れる理由は、ツヤだしのほかに洗ってる間の指どおりをよくしたりする目的があるけど、シリコンで頭皮をガツガツこすりこむ絵を想像したらどうでしょう。



頭皮にシリコンがくっついてもいいことなさそうですよね。



よく安いシャンプーでサラサラになるとか、何とかっていうエキスでシルクのような手触りとか宣伝してるけど、ほとんどがこのシリコンの手ざわり・ツヤなんです。



(アミノエチルアミノプロピルメチコン/ジメチコン)コポリマーという成分はいわゆるアモジメチコンというアミノ酸型シリコン。

これは例えていうとシリコンにすき間を多くつくり、柔軟性と通水性を高めたようなもの。



こちらは幾分デメリットが解消されていて、使い勝手がいいように思います。
ただ少し値段があがる感じ。



良くも悪くも効果が高いシリコーンですが、あまりに過大な表現がされてるケースがよくあります。

それをみてみましょう

よくあるシリコンネタ